分析マニュアル
「株先案内人」対応分析指標
株価乖離率

株価乖離(カイリ)率は、株価と株価移動平均の離れ度合いを数値化してグラフに描く指標です。株価移動平均は株価を追いかけるので、株価と株価移動平均は転換後にいずれ交わります。逆に両者の離れ度合い(乖離)が最大になったところが、株価の転換期のシグナルになります。
- 株価チャートの「オシレータービュー」に表示されます(⇒「株価チャートの表示」)
- 日足・週足・月足を切替えることができます(⇒「株価チャートの基本操作」)。
- 「プライスビュー」で株価移動平均を表示しなくても、乖離率を表示できます。
( 最大3種類の株価乖離(カイリ)率(長期、短期、任意)を表示できます)
- 株価乖離率を計算するときの「日数(n)」は、株価移動平均の設定に依存します。
(⇒「株価チャートの計算設定」) - 株価乖離率のチャートの色は、株価移動平均の色とは別に設定できます。
(⇒「株価チャートの色の変更」)
株価乖離率
株価乖離率は、株価と株価移動平均の離れ度合いを数値化してグラフに描く指標です。
したがって、“20日株価カイリ率”などと表現する場合は、株価移動平均の設定日数が20日となります。株価移動平均値が株価と全く同じ場合の 株価カイリ率は0 です。株価移動平均値が株価よりも高い場合は株価カイリ率 は-(マイナス)になります。反対に株価の方が高い場合は+(プラス)にな ります。この株価との離れ度合いを率(%)で表します。
例えば、株価が下降している場合に、株価移動平均は動作が遅れるために実際 の株価との間に隙間ができます。この場合の株価カイリ率は−(マイナス)の 値を示し、いずれ株価が上昇に転じると反対に株価移動平均より株価は高い水準となり+(プラス)に転じます。
一般的には、+20%以上を上昇しすぎている ことを示し、-20%以下は下がりすぎていることを示します。したがって、株価 カイリ率の低いレベルの銘柄は今後上昇する可能性を秘めていることになります。
株価乖離率の計算
r = 株価移動平均
株価カイリ率(%) = ((当日の終値- r) / r) × 100