分析マニュアル
「株先案内人」対応分析指標
RCI

順位相関係数とも呼ばれ、日付と値段の順位の関係から相場の状況を見ます。 一定期間内の日付と値段に順位をつけ計算式から指数化したものをグラフ化し たものです。
- 株価チャートの「オシレータービュー」に表示されます(⇒「株価チャートの表示」)
- 日足・週足・月足を切替えることができます(⇒「株価チャートの基本操作」)。
- RCIを計算するときの「日数(n)」は、3種類(長期・短期・任意)設定可能です。
(⇒「株価チャートの計算設定」) - 3本のRCIの色を、それぞれ設定できます。(⇒「株価チャートの色の変更」)
RCIの読み方
RCIの水準が+100%に近づけば上昇傾向にあり、逆に-100%に近づけば下降傾 向にあることを示します。RCIが0%の場合は動きのない状態と考え、RCI がマイナスからプラスに上昇する場合は上昇傾向の過程と捉えます。逆にRCIがプラスからマイナスに下降する場合は下降傾向の過程と捉え、それぞ れ買いサイン、売りサインとする考え方もあります。
RCIはいわゆる「だまし」もありますが、長期、短期の2本の線を組み合 わせた場合、
-80%以下や+80%以上のエリアにおいてクロスすることがあります。 このクロスした点を売り買いのポイントとして利用することも可能と言えます。
RCIの計算方法
n = 設定日数
s = 順位差の合計
順位差の合計(s)
(1)最新の日付を1としてn期間のランキング付けする。
(2)終値の高い方からn期間のランキング付けする。
(3)各日付毎に(1)と(2)の差を2乗する。
(4)n期間の(3)を全て加算する。(s)
※同値が複数ある場合のランキングは、中間値とする。 (1,2.5,2.5,4,,,)
RCI(%) = (1 - ((6 × s) / (n × (nの2乗- 1)))) ×100