分析マニュアル
「株先案内人」対応分析指標
ストキャスティクス

過去の一定期間の最高値と最安値の値幅と最安値から、終値の幅を比較する指標です。過去の上げ下げの範囲の中で現在の株価がどの水準に位置するかを判断する事ができます。例えば、現在の株価が過去一定期間の中で最高値と同じ 水準ならば100%、最安値と同水準ならば0%となります。
- 株価チャートの「オシレータービュー」に表示されます(⇒「株価チャートの表示」)
- 日足・週足・月足を切替えることができます(⇒「株価チャートの基本操作」)。
- ストキャスティクスを計算するときの「Kライン算出日数」「Dライン算出日数」は、 設定 可能です。(⇒「株価チャートの計算設定」)
- ストキャスティクスの各ライン(K、D、SD)の色を、それぞれ個別に設定できます。
(⇒「株価チャートの色の変更」)
ストキャスティクスの3つのライン
Kラインは、当日の株価のみとの比較になるため、数値は敏感に反応し、小さな値動きでも大きく変動します。
Dラインは、指定した期間の高・安値幅合計と、指定した期間の終・安値幅合 計の比較ですので、Kラインよりもやや滑らかな線になります。
SDラインは、Dラインの3日移動平均ですので、さらに滑らかになります。
■買いシグナル
3本のラインがいずれも30%以下で、KラインがDラインを下から上へ突き抜 けたとき。
■売りシグナル
3本のラインがいずれも70%以上で、KラインがDラインを上から下へ突き抜け たとき。
ストキャスティクスの計算方法
nK = Kライン算出日数
nD = Dライン算出日数
lK = 過去nK日間の最安値
hK = 過去nK日間の最高値
lD = 過去nD日間の(当日の終値- lK)の合計
hD = 過去nD日間の(hK - lK)の合計
Kライン(%) = ((当日の終値- lK) / (hK - lK)) × 100
Dライン(%) = (lD / hD) × 100
SDライン(%) = (過去nD日間のDライン合計/ nD)